ハイブリッドソーラーハウスとは?

ソーラー暖房と給湯のしくみ


太陽熱コレクターによって熱媒液(不凍液)を暖め、床下のコンクリートに埋設された給熱パイプに循環させます。昼間は室温も高く、蓄熱が中心となります。日が沈むとシステムは停止し、気温の低下にともない自然放熱(遠赤外線)が増加し、家全体を暖めます。天候が悪く蓄熱温度が不足するときは補助熱源装置が自動的に作動し、室温を一定に保ちます。しっかり蓄熱した後や暖房の要らない季節は貯湯タンク(370ℓ)の水を暖め、お風呂や台所への給湯に利用します。

 

 3つの運転モード

日射しの「ある」時

 

【ソーラー蓄熱暖房運転】

暖房が必要な時期で、真冬でも晴れた日には、太陽の熱は蓄熱床に熱をためて家を暖め、夜はもとより、翌朝も暖かさを保っています。床暖房をした残りの熱で水も温めます。

日射しの「ない」時

 

【補助暖房運転】

天気が悪い日や、日照がとぼしく太陽だけで家の温度を維持できないときは、自動的に補助ボイラーが運転し、室温を維持します。

暖房が「要らない」時

【ソーラー給湯運転】

冬からしだいに春になると日差しも強まり、蓄熱床には十分以上の熱がたまるようになります。そうすると今度は貯湯タンクの水を温めるように自動的に運転モードが切り替わります。暖房が必要ない季節には、全力でお湯を沸かすので70度くらいのお湯ができます。一般地域では、3~11月ごろまでは晴れればお湯に燃料を使い事はまずありません。
 
 

 

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